特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」
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出典:読売新聞社
櫟野寺が所蔵する重要文化財の平安仏全20体が出陳
滋賀県甲賀市に所在する天台宗の古刹、櫟野寺(らくやじ)には重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体も伝わります。その数は、優れた仏像が数多く残る滋賀県でも特筆されます。この展覧会では、櫟野寺所蔵の重要文化財の平安仏20体すべてが寺外で初めて公開されます。

重要文化財 十一面観音菩薩坐像
平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺蔵
本尊の十一面観音菩薩坐像は像高が3mもある圧巻の作品で、普段は大きく重い扉に閉ざされる秘仏です。重厚感ある堂々とした姿ですが、美しい顔立ちは、見る人に安らぎを与えてくれます。

重要文化財 薬師如来坐像
平安時代・12世紀 滋賀・櫟野寺蔵
その十一面観音とともに2.2mある薬師如来坐像が並ぶ様子は壮観といえます。他にも、11体の観音や、どこか親しみのある毘沙門天立像、文治3年(1187)に造られたことが知られる貴重な地蔵菩薩坐像なども出品され、櫟野寺に伝わる平安彫刻の傑作を一時に観ることができる貴重な機会です。
櫟野寺について

櫟野寺本堂 撮影:藤原弘正
滋賀県甲賀市に位置する天台宗の古刹、櫟野寺は、延暦11年(792)に最澄が延暦寺の建立に際して良材を求めて当地を訪れ、櫟の霊木に観音像を刻んだことがその始まりと伝えられます。鈴鹿山脈に連なる油日岳の山麓に位置し、すぐ近くを琵琶湖に注ぐ杣川が流れるという立地は、世俗を離れ比叡山中で修行した最澄が、良材を求めた場所としてふさわしく感じられます。
征夷大将軍の坂上田村麻呂が山賊追討の祈願成就をよろこび、堂塔を寄進したとの伝承も残ります。また、白洲正子氏が「かくれ里」とも呼んだこの櫟野の地には、櫟野寺を拠点として数多くの天台寺院が建立され、豊かな仏教文化が花開きました。
詳細
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イベント名 | 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」 |
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会場 | 東京国立博物館 本館特別5室 |
開催期間 | 2016年9月13日(火) – 2017年1月9日(月) |
備考 | 月曜日休館 ※1月2日(月・休)、1月9日(月・祝)は開館 ※会期が延長されました |
時間 | 9:30~17:00 毎週金曜日は20:00まで 最終入館は終了30分前まで |
料金 | 【当日券】 一般/1000円 大学生/700円 高校生/400円 ※中学生以下無料 ※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などをご提示ください) |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館 |
お問合わせ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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